クモ

今シーズンのムツトゲイセキグモの観察は、諸事情により休止いたします。

いつもの観察地のムツトゲがいなくなってしまったので、今シーズンの観察は、これにて終了します。

身体測定

今夜は、投げ縄の長さの確認をするだけ。 体長は3〜4mmほどである。粘球はまだ小さく0.5mmほど。投げ縄の長さも短く1cmほどである。 まだ、体が小さいため、粘球は小さく投げ縄も短い。

身体測定

どの個体もだいぶ成長して成体になっている。 雌の体長は2.5mmから3.0mmほど。 ↓小さな虫を捕らえて食べているところ。右はその虫のアップ。 ↓獲物を捕らえているところ。1匹目は直ぐには食べずに、2匹目をとらえようとしている。とらわれている虫は、ヌカカ…

↓この2つの卵嚢は、6月に入っても出嚢しないので、中の様子を見てみる。 ↓これは、発生しなかったのだろうか、支持糸しか見えない。 ↓こちらは、発生途上で死んでしまったものと思われる。 幼体が餌の小さな虫を補食している様子。 ↓こちらは、昨日(6月10日…

6月に入ったが、残りの二つの卵嚢はまだ出嚢が無い 下は卵嚢は何者かに中の卵を食べられてしまったので中は空である 小さい虫を捕まえて食べているところ

出嚢

この四つの卵嚢は全てに穴が開いていた。大きさと形状から出嚢の穴と思われる。 他の卵嚢には穴はまだ開いておらず、出嚢はまだである。 葉っぱの縁で前肢をもたげ餌となる小さい虫を待ち伏せしている。 幼体の大きさは、1mmをやや上回る大きさであり、出嚢…

出嚢

昨日の穴の開いていた卵嚢から出嚢しているかどうか確かめる。 穴は昨日よりやや大きくなっている。卵嚢の周囲には子グモがおり、出嚢していた。 他の卵嚢はまだ出嚢していない。 さて、出嚢の時期についてであるが、この観察地において6年ほど出嚢を観察し…

卵嚢

卵嚢の殻に穴が開いていた。中に子グモが見える。 出嚢の時期なので出嚢のために子グモが開けた穴だと思われるが、子グモが通り抜けるにはまだ小さい。 周囲には子グモはおらず、出嚢はしていないと思われる。

卵嚢

ムツトゲイセキグモの卵嚢の状態を確認する。気温、日中、20度くらいまで上昇して暖かい。どの、卵嚢も、まだ出嚢はしていない。

生存確認

16日以降、久しぶりにムツトゲの様子を見に行く。残念なことに、ムツトゲイセキグモは、すべていなくなっていた。これは4個の卵嚢 これは2個の卵嚢 これは1個の卵嚢 これは1個の卵嚢 これは1個の卵嚢 このエリアでは、合計9個の卵嚢がある。来シーズ…

生存確認

現在、このエリアで生存しているのは、2匹となってしまった。

生存確認&産卵

夜、8時。気温8℃。だいぶ寒いこの個体は、生存。はやり産卵はしていない。 この個体も、生存。3度目の産卵は無し。 この個体は、産卵していた。 産卵日時は10月31日から11月11日の間で、私が観察できた範囲では、一番遅い産卵である

捕食&産卵

日中の気温が20℃と暖かかった。 日没後の19時でも15℃と暖かい。 暖かかったせいか、投げ縄を作って蛾を待っている。産卵はしていない。 こちらは、蛾を捕らえた直後。捕まった蛾はヨトウガの仲間のようだ。 そして卵嚢が二つある。 こちらは、じっとしている…

生存確認

気温10℃くらい。寒い 現在、生き残っているのは3匹。この個体は、1個だけ卵嚢を作った。 この個体は、産卵していない。 この個体も、産卵していない 今のこの時期に、産卵できないということは、もう産卵は無理だろう。

生存確認

気温10℃。だいぶ寒くなってきた。 ムツトゲイセキグモの活動も終盤である。4つ球の投げ縄を作っていたが、大きさが不揃いで、4つの内3つはだいぶ小さい

オオトリノフンダマシ

オオトリノフンダマシが出嚢していた。 オオトリノフンダマシの幼体。

産卵

運良く、産卵しているところ観察できた。 この個体は、これが一回目の産卵である。 中のレモン色の物が卵塊で、卵は百数十個ある。 出糸突起から複数の糸が出ているのが見える。 お尻を左右に振り糸をつなぎ合わせていく。 ムツトゲイセキグモは他のクモに比…

天敵

ジョロウグモが卵嚢の中の卵を食べているようにみえる。 卵の主がおらず、かわりにジョロウグモが居座っていた。 このジョロウグモが親グモを捕食してしまったのだろうか このムツトゲは、4つ球の投げ縄で蛾が依ってくるのを待っている。 粘球の直径、約1mm…

交接?

この個体は4度目の産卵をしていた。 この個体は、3つ球の投げ縄で待ち伏せしている。 よく見ると一番上の粘球の様子がおかしい。拡大して見てみると、どうやら、粘球に触れてしまった小さい虫が、そのまま粘球に取り込まれてしまったようだ。 投げ縄で待ち…

投げ縄&貯食行動

蛾を捕らえても直ぐに食べずに、直ぐに別の蛾を捕らえようと投げ縄で待ち伏せしている。 投げ縄の粘球を作っている様子を下から覗いたところ。 出糸突起から、粘着物質をまとった2対の糸が出ているのが分かる こちらの個体は、二つ玉の投げ縄で待ち伏せして…

産卵

一週間見ない間に、ムツトゲイセキグモの数がまた減ってしまった。 この個体は、三つ目の産卵していた。

投げ縄

なぜか、せっかく投げ縄を作ったのに投げ縄を持たずに、隅っこでじっしている。何者かが邪魔したのだろうか。 この写真から分かるように、投げ縄は、ベースとなっている橋糸の中間に付いている。 投げ縄を持ったムツトゲを下から撮影したところ

産卵

18日で産卵を確認した個体が二度目の産卵をしていた。

産卵

ここ1週間、観察しなかったが、その間に産卵していた。 体長は約11mm、卵嚢の直径は赤道で約7mm。 このエリアでは、最初の産卵は8月中旬から下旬となる。トリノフンダマシよりも半月ほど遅い。 産卵した個体に比べ、この個体はとても小さく、体長は約5…

捕食行動

蛾を捕らえて食べているところ。 こちらは、↑上のムツトゲとは別の個体。 捕まえている蛾は、↑のムツトゲが捕まえている蛾とよく似ている。 こちらのムツトゲは、三つ玉の投げ縄を垂らして蛾が来るのを待っているところ。直ぐ近くに留まっている蛾は投げ縄に…

捕食行動

今日の日中の気温は35度くらいまで上昇してとても暑かった。 夜になっても気温は30度近くあって、とても暑苦しい。やっと成体雄の捕食行動を観察することができた。 幼体の時期は葉っぱの縁で待ち伏せすることがほとんどだが、成体になると糸を渡して糸にぶ…

捕食&貯食行動

5匹の蛾を捕まえている。どの蛾も大きさは1cm弱の蛾で、身体の雰囲気も非常に似ているので同種の蛾と思われる これを観察した時刻は20:00。今日の日没時刻は18:50位なので、日没後1時間ほどの短時間で5匹もの蛾を捕獲したことになる。 5匹の蛾…

寄生ダニ

ムツトゲイセキグモの♀が、オレンジ色のダニに取り付かれている。ムツトゲの体長は約3mm。 ♂の成体の捕食。体長は2mm弱。蛾を捕食するのは♀だけであり、♂は、このような小さいハエの仲間を捕食している。

亜成体の投げ縄

久しぶりに夜の観察。亜成体の小さい個体が投げ縄を持って待ち伏せしていた。 体長5〜6mmくらい。 投げ縄の長さも短く5〜6mmくらい。粘球も小さく直径0.2mmくらい こんな小さい投げ縄で、どんな蛾を穫るのだろうか? 他の個体を探すためにしばらく目を離して…