水は知っている

水からの伝言を信じる人達は、水を支配したい人達だっていうことを



左巻さんらしい直球のニセ科学批判の本ですね。
批判の対象は、まず何と言っても「水伝」。次いで、アルカリイオン水やらπウォーターやら磁化水やらの怪しい水ビジネス。最後に水道水のお話し。内容は、今まで左巻さんがあちこちで書いてきたものの総まとめという感じです。

水伝を信じる人は左巻さんの本なんて読むはずないので、そのへんを意識して、喜んで自分から水伝を信じるほどバカじゃないけど、水伝を否定する理屈が今ひとつというグレーゾーンの人達を固める作戦です。水伝な人達を囲い込んでバカなことをやらかさないようにしっかり見張っていましょうというわけですね。


で、小・中学校の先生達に「水伝」に自ら進んで騙される人がいるっていうのは、なんとなくわかるような気がする。
先生って、根底に相手をコントロールしたいっていう欲望を持っているでしょ。

「水伝」、実は、自然物である水を、人間の意志でコントロールしたいっていう、権力欲の裏返しだから、子供相手の先生達が、こういうものに飛びいても不思議はないかなと思う。