科学リテラシー?

科学リテラシークイズ | 科学と生活のイーハトーヴ

くそっ、全問正解できなかった。
6問外した。


でも、それは僕の科学リテタシーが悪いと言うより、問題の文章が悪いと思うぞ(ま、負け惜しみなのだけど)。

たとえば、第1問

1.科学的な方法として不可欠で「ない」ものは、次のうちどれでしょう?
a.自然を注意深く観察すること
b.観察したことを説明するための仮説を立てること
c.それらの仮説による予測を、観察結果に対してテストすること
d.a〜cのすべては科学的な方法に不可欠である

私は、cを選んだ。なぜなら、過去の生物の進化や、宇宙の歴史など、実験不可能な事象も科学の対象だからだ

しかし、そもそも問題が成り立たない。
回答がないからだ。
もし、dが回答なら、dは「方法」ではなく、「方法」に対する運用の「方法」だから、選択肢入れるのは、無理がある。

 

2.月は満ち欠けします。それは……
a.毎月、地球の影に隠れるから
b.太陽に面している側だけが照らされるから
c.月は潮の満ち引きを引き起こすから
d.a〜cのいずれでもない

bが正解なのだが、しかし、満ち欠けしない条件があり得る。それは、月の公転周期が一年だった場合だ。もちろん現実にはあり得ないが、思考実験としてはあり得る。

 

8.科学者たちは、次のような方法で新しい物質をつくりだします。
a.原子の性質を変える
b.新しい種類の原子を発見する
c.既に見つかっている原子を新しい方法で組み合わせる
d.a〜cのいずれでもない

dを選んだ。
たとえば、核物理の研究上で、新しい人工原子が作られたが、作られた物質が、常に新しい方法で作られたのではない。既知の方法で作られたのである。
化合物においても、既に見つかっている原子を、既知の方法で組み合わせて作られる場合がほとんどだろう。

 

13.核融合核分裂の違いは
a.核分裂は商用電力を生み出すために使われるが、核融合はそうではない
b.核融合は商用電力を生み出すために使われるが、核分裂はそうではない
c.核分裂は星のエネルギーの源であるが、核融合はそうではない
d.a〜cのいずれでもない

dを選んだ
現在、核融合を商用発電に利用すべく研究を続けているのだから、現時点で商用発電に利用されているか否かで当否を決めるのは、どうかと思う。しかも“科学リテラシー”を問う問題である。

 

16.太陽系・銀河系・そして宇宙の年齢について、もっともよく説明しているのは次のうちどれでしょうか?
a.太陽は宇宙よりかなり若い
b.太陽と宇宙はだいたい同じ年である
c.太陽は銀河系とだいたい同じ年である
d.太陽は銀河系よりも若い

dを選んでしまった。
正解は、aの“太陽は宇宙よりかなり若い”。
たしかに、「若い」より「かなり若い」の方が「かなり若い」・・・

 

19.地球の真水のほとんどは、次のうちどこかにあります。
a.アメリカ合衆国の東側
b.南極大陸
c.五大湖
d.a〜cのいずれでもない

dを選んだ。

たしかに、地球の真水に占める南極の氷の割合は大きいけれど、“ほとんど”と言えるほどではないと思うのだが・・・

 

26.現代のヒトと縁続きであると言える最初の動物が地上に現れたのは
a.数千年前
b.数百万年前
c.数十億年前
d.数兆年前

bを選んだ
つい、早とちりして、人の祖先のサルが出現した時期だと勘違いした。

追記:26は、bで正解。
pollyannaさんが間違えたようです。解答編では修正してますあります。

よって、私の誤答は5問。
26問中21問正解で、正答率8割。まぁ、合格でしょう。