出嚢

昨日の穴の開いていた卵嚢から出嚢しているかどうか確かめる。
穴は昨日よりやや大きくなっている。卵嚢の周囲には子グモがおり、出嚢していた。

他の卵嚢はまだ出嚢していない。


さて、出嚢の時期についてであるが、この観察地において6年ほど出嚢を観察したが、いずれも5月の前半であった。産卵の時期が8月後半からはじまり、最も遅いものは。昨年の2014年10月18日から24日の間であった。およそ2ヶ月間の幅があるが、出嚢が始まれば半月〜1ヶ月ほどで全部出てしまう。
当然、どうやって出嚢の時期を判断しているのか?と言う疑問が湧いてくる。
温度は、卵嚢の位置や日当たりによってバラツキが大きいはずなので、おそらくは、昼夜の長さの変化を感知しているのではないかと推測される。
いや、はやり、温度で判断してるのかもしれない。夜間の最低気温なら、日当たりの違いの影響はない。生理の仕組み上、温度の方がシンプルであろうし。