捕食行動

蛾を捕らえて食べているところ。

 
こちらは、↑上のムツトゲとは別の個体。
捕まえている蛾は、↑のムツトゲが捕まえている蛾とよく似ている。

 
 
こちらのムツトゲは、三つ玉の投げ縄を垂らして蛾が来るのを待っているところ。直ぐ近くに留まっている蛾は投げ縄には反応しないようだ。同じ種類と思われる蛾が周辺で何匹も飛んでいたが投げ縄に反応しているようには感じられなかった。

 
10分ほど経ったころに蛾が投げ縄に捕まった。この蛾は、投げ縄に引き寄せられたというより、たまたま偶然に投げ縄に引っかかってしまっただけなのかもしれない。






 
 
 

捕食行動

今日の日中の気温は35度くらいまで上昇してとても暑かった。
夜になっても気温は30度近くあって、とても暑苦しい。

やっと成体雄の捕食行動を観察することができた。
幼体の時期は葉っぱの縁で待ち伏せすることがほとんどだが、成体になると糸を渡して糸にぶら下がって待ち伏せするようになる。

 

ユスリカのような虫がリーチ内に近寄ってきたところを透かさず捕まえる。

 
次いで、くるくると獲物の身体に糸を巻き付ける。

 
 
今日の時点での最大の個体(♀)の体長は約8mm。
いかにも非効率そうな投げ縄であるが、これだけの大きさに成長するために必要な蛾を捕まえているということである。 

 
  

捕食&貯食行動

5匹の蛾を捕まえている。どの蛾も大きさは1cm弱の蛾で、身体の雰囲気も非常に似ているので同種の蛾と思われる
これを観察した時刻は20:00。今日の日没時刻は18:50位なので、日没後1時間ほどの短時間で5匹もの蛾を捕獲したことになる。
5匹の蛾を捕らえ6匹目を狙っているということは6回投げ縄を作ったということである。
こんな方法で獲物を捕まえられるのか?と不思議だったが、このよう短時間の間に大量に捕まえることもある 


 
 
別の個体は、2匹の蛾を捕まえている。
2匹の蛾hs大きさと身体の雰囲気がよく似ているので同じ種類の蛾と思われるが、この画像だけでは判断が付かない。

 
 
 

寄生ダニ

ムツトゲイセキグモの♀が、オレンジ色のダニに取り付かれている。ムツトゲの体長は約3mm。

 
♂の成体の捕食。体長は2mm弱。蛾を捕食するのは♀だけであり、♂は、このような小さいハエの仲間を捕食している。

 
 
 

亜成体の投げ縄

久しぶりに夜の観察。

亜成体の小さい個体が投げ縄を持って待ち伏せしていた。
体長5〜6mmくらい。
投げ縄の長さも短く5〜6mmくらい。粘球も小さく直径0.2mmくらい
こんな小さい投げ縄で、どんな蛾を穫るのだろうか?

 
 
他の個体を探すためにしばらく目を離している間に投げ縄をしまっていた。
かわりに、掴み取りのポーズを取っている。
投げ縄を始めたら蛾食に完全に移行するのではなく、ハエ類の捕食と並行している可能性がある。

 
 
 

身体測定

ほぼ一ヶ月ぶりの観察。
個体数は半分以下に減っている。体長は1.5mm〜最大で2mmほど(スケールは0.5mm刻み)。








 
 
虫を捕らえている個体。
捕まえられている虫の大きさは約2mmほど。ムツトゲイセキグモはこの虫を好んで食べているようだ。 

 
こちらはさっきの虫とは違い白い虫。

 
裏から見た様子。後ろ脚で糸を掴んでぶら下がって虫を食べている

 
 
 
 
 
 
 

放流

昨年、観察のために家に持ち帰っていた、ムツトゲイセキグモの幼体を元の場所に返してきた。
このようなプラスチックの容器に入れておいても、越冬させることが可能なことが分かった。

 
 
小さい虫を食べていたムツトゲの幼体。

 
 
現在の体長は、どの個体も1.2mm〜1.3mm程度で個体毎のバラ付きはまだ小さい。