アリグモ

仕事が終わって帰る途中、道ばたのユズリハの木から、小さい何かがぶら下がっているのを見つける。
はて?と思って、よく見るとアリグモだった。名前の通りで、本当に蟻そっくり。
カメラを持ってなかったので、部屋まで、手のひらにのっけて帰る。

マクロ撮影のためにフラッシュを発光させたのだけど、このアリグモはフラッシュが嫌いらしく、フラッシュが発光する度に飛び跳ねた。
125分の1秒で撮影しているのに、視野の真ん中にいたはずのアリグモが、視野の端っこに写っているじゃないか! なんという驚異的な反応スピードだろう!

手のひらの上のアリグモ