ナゲナワグモ

ムツトゲイセキグモ。
今年は、もう出会えないかもと半ば諦めていたけど、やっと見つけた。
場所は、去年と同じ公園。ツバキの葉の裏にいた。

子供向けの虫図鑑に、「投げ縄の粘着玉から、蛾の性フェロモンに似た化学物質を放出して、蛾を誘き寄せる」って書いてあるのがあるんだけど、それは確認された事実ではないので、そんな風に書いちゃうのはどうかと思う。
性フェロモンで誘き寄せているかどうかを確認するためには、少なくとも、ナゲナワグモが捕食する蛾がある特定の種の雄に偏っていることが確認できなければならない。
性フェロモンというのは、それぞれの種に固有のシグナルである必要があって、すべての蛾に共通の性フェロモンなんてのは、そもそも性フェロモンではないだろう。