出嚢

最高気温が20度を超えるようになり、そろそろ、出嚢する頃かと思いムツトゲの卵嚢の様子を確認に行ったら、既に出嚢していた。

葉っぱにくっついている黒い点がムツトゲイセキグモの幼体。体長約1.5mmほど。

 
卵嚢にあいた丸い穴。穴の奥に、これから出ようとしている幼体が見える

 
 

今年の冬は30年ぶり大雪だったので、出嚢時期が影響されるのか気になっていたが、5月上旬というほぼ例年通りの時期に出嚢した
「カマキリは積雪を予想して産卵位置の地上高を変える」という俗説があるが、昨年のムツトゲイセキグモは積雪の少ない年と変わらない高さに産卵していた。
ムツトゲイセキグモの卵嚢は非常に緻密で固いので、雪の影響を考慮する必要は無いと思われる。