若者とお年寄りの自殺

東京新聞『いじめと生きる第2部大人は分かってない⑤思いこみ 「死に急ぐ」実はあやまり』

東京新聞のサイトには記事がないのね。手動コピペお疲れ様です。

私が以前に書いたこ『戦後の自殺』とだいたい同じだね。

だいだい、未成年者の自殺者の数だけ単純に比べれば、二〇〇三年で一九五五年当時の五分の一。

1955年前後の時代は、若者の自殺も多いのだけれど、お年寄りの自殺も戦後最多で少年・若者以上に多い。

↓下の図表は厚生労働省 自殺死亡統計の概況 3.年齢別にみた自殺 (1) 性・年齢階級別自殺死亡率(人口10万対)の年次比較からのもの(赤い印は、私が後から付けたもの)。

どうしてこんなに高齢者の自殺が多いのだろう?
多分、姥捨てのように死に追いやられた人も相当いるんじゃないだろうか・・・。

今どきの年寄りの中には「高齢者が大事にされない」って嘆く人がいるけれど、今どきの高齢者が若かった頃は、高齢者への福祉には関心が薄かったんだよな。で、実際、自分が年老いて、「<自分>を大事にしてくれない」って嘆いてもねぇ・・・。現代ほど、お年寄りが大事にされて、邪魔のも扱いされない時代はないんだよね。
邪魔者扱いされていると感じている人もいるかも知れないけど、それは生きているからこそで、昔は、邪魔者扱いどころか死んじゃってたんだよな・・・。