投げ縄グモ観察日記

最近、ちょっとだけ体重が減った。
この半月ほど、毎晩、投げ縄グモの観察に出かけているので、アルコールの量が減ったからだと思う。


昨夜も、ムツトゲイセキグモの観察。
夜の平均気温が15度まで下がっているので、ムツトゲイセキグモの活動もややゆっくりしてきた感じがする。
ムツトゲイセキグモの寿命もあと僅かなので、最後まで見届けることにしよう。


昨夜は、なかなか良い感じで、蛾を捕獲する様子の映像が撮れた。

捕まった蛾が暴れてすごい勢いで回転する。
でも、糸は切れない。柔らかく且つ強靱、驚嘆すべき蜘蛛の糸

ムツトゲイセキグモが蛾に噛みついて麻酔をすると、しばらくして、蛾がおとなしくなる。

残念なことに蛾は下にポトッと落ちてしまった。
蛾の掴み方が緩かったらしく、そこへ、私がデジカメのフラッシュを2発も焚いたせいもあるかもしれない。
ごめんよ。

しかし、これはチャンス。
急いで落ちた蛾を探す。
麻酔が効いているらしく、下でピクピクしていた。

フタオビキヨトウっぽい気がする。
これは良い標本になるな、と思って蛾を入れる袋を探している間の、一瞬目を離した隙に消えてしまった。
どうやら、麻酔が切れて、飛んで逃げたらしい。

と、こんな風に私がオタオタしている間に、ムツトゲイセキグモは次の獲物を捕獲すべく、投げ縄を作成をしようとしている。
めげている暇は無いというわけだ。



あ、そういえば、ニコニコにアッテンボローの投げ縄グモの映像があったな。
D

よく見ると、餌付けしているっぽいし、かなり編集してるね。
今回の僕の映像は、前後をトリミングしただけで、その他の編集はありません。餌付けもしていません。