天敵

ジョロウグモが卵嚢の中の卵を食べているようにみえる。

卵の主がおらず、かわりにジョロウグモが居座っていた。
このジョロウグモが親グモを捕食してしまったのだろうか
 
   
このムツトゲは、4つ球の投げ縄で蛾が依ってくるのを待っている。

粘球の直径、約1mm、粘球の間隔、約5mmである。

 
 
 

交接?

この個体は4度目の産卵をしていた。

 
この個体は、3つ球の投げ縄で待ち伏せしている。

よく見ると一番上の粘球の様子がおかしい。拡大して見てみると、どうやら、粘球に触れてしまった小さい虫が、そのまま粘球に取り込まれてしまったようだ。

 
投げ縄で待ち伏せする♀の側に♂がいた。今までの観察で一番遅い♂の確認である。
この後に、他の個体の様子を見ている間に、投げ縄を取り込んでしまった。

 
交接をしたいのだろうか、♂が糸をブルブルと振動させて♀の様子伺う。

何度か近づいては離れを繰り返した後、♀の腹部の下の潜り込んだ。


潜り込んだ後に、♂が♀の下から出てこないのでよく見ると、腹部にくっついている。


オレンジ色の何かが見えるが精包だろうか。よくわからない。
この後どうするのだろう?と様子を見ていたが20分ほど経っても動きがないので、観察を止めた。

 

投げ縄&貯食行動

蛾を捕らえても直ぐに食べずに、直ぐに別の蛾を捕らえようと投げ縄で待ち伏せしている。

 
投げ縄の粘球を作っている様子を下から覗いたところ。
出糸突起から、粘着物質をまとった2対の糸が出ているのが分かる





 
こちらの個体は、二つ玉の投げ縄で待ち伏せしている。

二つ玉の粘球を拡大してみると、粘球に触れている糸が粘球に吸収されていないのがわかる。
ねばねばしているのに、糸が吸収されないのは、どういう構造になっているのだろう?

 
 
 


 

投げ縄

なぜか、せっかく投げ縄を作ったのに投げ縄を持たずに、隅っこでじっしている。何者かが邪魔したのだろうか。
この写真から分かるように、投げ縄は、ベースとなっている橋糸の中間に付いている。

 
 
投げ縄を持ったムツトゲを下から撮影したところ

 
 
 
 

産卵

ここ1週間、観察しなかったが、その間に産卵していた。
体長は約11mm、卵嚢の直径は赤道で約7mm。
このエリアでは、最初の産卵は8月中旬から下旬となる。トリノフンダマシよりも半月ほど遅い。


 
 
産卵した個体に比べ、この個体はとても小さく、体長は約5mm。
餌となる蛾を捉えることができていないので、このような個体は産卵できずに消えてしまう。